境界面で遊ぶ

機能不全家族育ちの人間が望みの生活を手に入れるまでとその後の話

結婚はハイリスクハイリターンの投資2 有望な投資先の見つけ方と確保の仕方

私が婚活していたのはある大手の婚活サイトでした。

こういうサイトは会員数が多いだけに、普段の生活ではまずお目にかかれないハイレベルな人々もいました。

どういうところをハイレベルと感じるかは人それぞれかと思いますが、私の場合は現時点での大人としての成熟度と今後の(人としての)伸びしろを重視していました。

株式投資でいうと、その株が現時点でそれ相応の価値を持ち、今後も上昇していく見込みがあるかどうか、ということです。

 

婚活に話を戻しますと、魅力的な有望株を見つけても、即、投資するのは避けたほうがいいと思います。

というのも、自分と交際して結婚した後の、相手の価値の変化のことも考えなくてはならないからです。

何故なら、結婚するとなりますと、自分自身が相手の価値の変化に影響を与えてしまうからです。

合わない者同士がうっかり結婚してしまうと、すっぱり別れない限りはお互いに悪影響を与え合い、結婚前には見込みがあったはずの伸びしろが少なくなったり、ひどい場合はもともと持っていたはずの価値まで目減りしてしまいます。

結婚してますます魅力的になっていく人と、結婚後に「こんな人だったっけ?」と思われる人がいることの原因の一つです。

 

では、自分と結婚してもしなくても関係なく価値が上がり続ける有望株ならいいかというと、それもまた上手く行きません。

相手の立場を考えてみれば、自分は結婚したところで何らプラスをもたらさない存在ということになるので、投資先(結婚相手)の候補として見てもらえません。

 

つまり、まずは自分にとって有望株で、結婚しても価値が上昇するか少なくとも価値を維持し続ける見込みがある相手を投資先に選ぶのが良いということになります。

そして、相手もまた、自分のことを有望な投資先がどうか判定する投資家でもあるのです。

 

相手に対して投資する、というのは、ただ闇雲に自分の資本を投入することではなく、

自分が投資先として相手にとって有望でありリスクが少ないということを分かってもらうように振る舞うということです。

 

これは何も難しい話をしているわけではなく、気の合う相手に出会えれば、自然に振る舞ってもお互いにそう思えるものだと思います。

 

ただし、こういう自然な流れに任せますと、時間が掛かりすぎたり、お互いの気持ちが固まる前にアクシデントに見舞われて駄目になってしまったりすることもあるかと思います。

 

確実に結婚したい、絶対に逃したくない相手に対しては、時間を掛ければ自然に分かってもらえる自分の結婚相手としての良いところをもう少し積極的にアピールするとよりスムーズに話が進んでいくかと思います。

 

これは自分で勝手に思っている長所を自慢げに話したり、こうすれば異性に受けるだろうというファッションや態度をすることではありません。

あくまでただ一人の目の前の相手にとって、自分は結婚相手として価値があると思ってもらえるようにするということです。

 

とはいえ無理に自分でない人間を演じる必要はありません。

自分の持っているものの中で、相手にとって魅力的に感じるであろう部分を、相手にとって押しつけがましくない形で見せれば良いのです。

 

この魅せ方のコツですが、自分が相手に魅力を感じた時の状況を考えると分かりやすいかと思われます。

どういう時に嫌味な感じがしないで周囲の人の良いところを素直に評価できたかを思い起し、参考にすると良いと思います。

 

たとえば、自分が女性で金銭感覚が相手と大きな差がないことをアピールしたいという場合、気合の入ったメイクとファッションをして言葉で主張するより、(相手から見ればナチュラルメイクと控えめな服装で、(相手にとって)手頃な値段で食事できるお店で楽しそうにしているほうがより伝わりやすいでしょう。

 

つまり、無理して自分の長所をアピールするより、無理しないほうがかえって自分の良さが伝わりやすくなります。

積極的にアピールしても嫌な印象を与えないようにするには、自分の良さが伝わりやすい状況設定を作り出した上で、その場で無理せず自然に振る舞うと成功しやすくなると思います。

 

結婚はハイリスクハイリターンの投資1

「結婚するかしないか」や「結婚という制度」についての賛否や是非は人それぞれかと思います。

私にとっての結婚のメリットは「この制度を使えば合法的に生涯のパートナーを確保できる」*1ということです。

 

さて、この「生涯のパートナー」を資産、この資産を獲得し保有するための資本を「自分」としますと、婚活とは、「婚活市場に上場している投資先(未婚の男女)の中から、資産として獲得する価値のある人物を選んで投資し、保有することを目指す」ということになります。

ずいぶん冷たい考え方に聞こえるかもしれませんが、こう考えますと自分も無理せず相手にも余計な負担を掛けない、対等な関係で婚活することが出来ます。

 

婚活が通常の投資と異なる点は、自分が投資家であると同時に、自分もまた保有する価値のある投資先がどうか選ばれる立場でもあるということです。

つまり、投資家としての視点と投資を受ける側としての視点の両方が必要です。

 

しかし、まずは婚活市場に参入する前に、投資家として自分の持てる資本を確認しておきましょう。

投資する際の鉄則として、生活を圧迫するようなことはしないというのがあります。

婚活でいう資本とは、自分の時間、お金、体力、精神力などのことです。

これらは普通に生活するだけでも必要なものなので、婚活に投入しすぎて実生活が苦しくなるのは望ましくありません。

 

そして、心構えとして最も重要なのがハイリスクを覚悟することです。

生涯のパートナーという破格のハイリターンを得ようというのですから、当然高いリスクを伴います。

 

婚活における最大のリスク(損失が最大になること)は、投資先を間違える、つまり、結婚する相手を間違えることです。

「投資先(結婚相手)が見つからないこと」も大きなリスクに思えるかもしれませんが、投資という観点ではそれ程大きくはありません。資本を投入しすぎていなければ、多大な損失が発生することはありません。

ここでいう損失とは、時間、お金だけはなく、心身に受けるダメージのことです。

 

このリスクは何をしても完全に取り除くことは出来ないという意味で覚悟しなくてはなりませんが、出来るだけ起こらないようにすることは出来ます。

 

自分が婚活に必要な資本を持っていることを確認し、ハイリスクも覚悟が出来たなら、どこの婚活市場に参入するのが良いか考えてみましょう。

 

私は婚活サイトという市場に参入したのですが、参考までに何故そこを選んだのか投資家としての視点でご説明いたします。

 

  1. 婚活に使えるお金が限られているため、有力な投資先が見つかったら集中して投入したい。したがって、参入するだけで高額な料金がかかる結婚相談所という市場は適さない。
  2. よく知らない人といきなり会ったり、大勢の見知らぬ人間と交流する場所が苦手。つまり、お見合いや婚活パーティーに参入すると、体力・精神力の消耗が激しい割には、リターンが見込みにくい。 
 
以上の理由で、料金が安く実際に会う前にプロフィールやメッセージのやり取りで人となりの分かる婚活サイトが最適であると判断しました。
もちろん、資金力のある人もいれば性格的な向き不向きもあるので、どの市場が最適かは人によります。
 
いずれにしても、投資先がすぐに見つかるとは限らないので、婚活を始めてやっと投資先を見つけたと思ったら使える資本がなかったという事態にならないようにするのがよいと思います。

*1:もちろん、合法的に関係を解消できますし、結婚だけがパートナーを得る方法ではないことは言うまでもありません。

【婚活の心得】4 悪条件は逆に強み

私が婚活中の男性から見て条件が悪いと感じるであろう点は、

  1. 年齢が35歳である
  2. 家族に障害者がいる(遺伝性はない)
  3. 離職中である(働く気はある)

あたりでしょうか。

 

結婚には不利な条件ですが、逆にいえば、「それでもいい」と言ってくれる人は私のことをそれほど気に入ってくれている、ということになります。

ただし、気を付けたいのは、自分に自信がないために相手に不利な条件があれば優位に立てると思っている男性に目を付けられることです。

しかし、そういう男性に付け込まれる原因は、自分の悪条件を弱みだと思っていて卑屈になっているからです。

 

逆に、自分の条件の悪さを相手の器を量る物差しにするのです。

それでも結婚したいと言ってくれる男性は、自分のことを余程気に入ってくれていて、それと同時に明らかな悪条件を受け入れられる懐の深い人ということです。

分かりやすい条件の悪さを持っているということは、結婚が難しくもなりますが、人間性の優れた人と結婚できるチャンスでもあるのです。

 

私の場合、1と3は婚活サイトのプロフィールに書く欄があるので、会員なら誰でも見れる状態になっていましたが、2の「家族に障害者がいる」の件は最初から公表はしませんでした。

2はお相手の度量を見るとっておきの武器として、これはと見込んだ人に使おうと思っていました。

使うタイミングは相手が自分に好印象を抱いたと思ったら、早くしたほうがいいです。

先延ばしにして自分の良いところだけをアピールし、いい雰囲気になってから思い切って打ち明けて、もしダメだったらどうなるでしょう。

貴重な時間を無駄にし、精神的ダメージも大きくなり、武器にするどころか自信を失くす原因になります。

 

私は今の夫と実際に会う前、メッセージのやり取りを始めて数日の段階で打ち明けておきました。

彼の自己紹介を読んだ時点で、自分の伴侶にしたいと思うような女性に対してなら、度量のあるところを見せてくれそうな人だと見込んではいましたが、打ち明けて反応を見るまでは「私の見込み違いだったら」とドキドキでした。

杞憂に終わって良かったです。

【婚活の心得】3 本当にマッチングしているか

自分の高望みではない(☚ココ重要)「理想の結婚相手の条件」がはっきり分かっている場合、婚活で出会った相手がその条件に合うかどうかだけ確かめればいいので、一見、理想の相手が分かっていない状態より有利に感じるかと思われます。

しかし、ここで注意しなくてはならない点があります。

 

私の場合、「話し合いを重視する相手」を条件にしていたので、お相手に夫婦間の話し合いを大切にしているかどうか聞くだけの簡単な話*1かと思えますが、実際はそうではありません。

私は「話し合い」という言葉を「お互いに意見を言い、それぞれの意見を尊重した上で、双方が満足する結論になるようにすること」もしくは「共通の目的を確認した上で、それを達成するにはどうしたらいいのか一緒に考えること」という意味で使っています。

 

ところが、相手が「話し合い」という言葉を「自分の希望通りになるように相手を説得すること」という意味で使っていたとしたら、一見、条件に合っているように思えても、実際は私が譲歩を迫られるだけになるでしょう。

 

「じゃあ、どうすれば分かるんだ、言葉の使い方をしつこく聞けばいいのか?」と疑問が湧くかもしれませんが、これが結構簡単で、例えばデートの時に「食事に何を食べるか」などという話になった時の相手の態度を見れば分かります。

こういう些細な話し合いの時に、相手に対して何か嫌な感じがすると思ったら、そういう感覚を信じればいいのです。

 

自分の理想がはっきりと自覚できている場合、それと合わない言動を相手がすれば、ほんのちょっとしたことでも違和感を覚えます。

「あれ? なんか変だな」という感覚を気のせいだと無視すると、あとで痛い目に合います。

 

こういった感覚は理想の相手像をはっきりと自覚していなくても起こるので、「なんとなく気が合う」とか「この人の側は居心地がいい」と感じた相手と結婚したらしっくりいったということもよくあることです。

 

婚活で理想の相手に対する条件をはっきり決めておくといいと言われているのは、決めておかなくてもそういう相手と出会えれば感覚的に分かるけれども、それでは運に頼りすぎることになるからだと思います。

理想の相手と出会える確率を高めるには、探す相手がどういう人か分かっていたほうが断然有利です。

 

*1:ここでは相手が正直に答えているという前提にします

【婚活の心得】2 好みのタイプがおかしくないかチェック

私はたとえ結婚できたとしても夫と不仲になるのが何より嫌だったので、婚活で相手を探す時から出来るだけそうなる可能性を少なくしておきたいと考えていました。

婚活サイトに登録して探す計画を立てたのですが、まだ候補者すらいない段階でも打てる手は打っておこうと思いました。

 

そこでまずは、私が結婚したとしたら、どんな人のどんな妻になることを望んでいるか、ピックアップしてみました。

 

  1. 夫婦間に問題が起きたら話し合いで解決したいと思っている。つまり話の通じない、合理性や論理性のない相手が嫌。
  2. 年収が高くなくていいので、収入と支出のバランスのいい、金銭感覚がある人がいい。
  3. 結婚したら妻がきっちり家事や育児をするのが普通だと思っている、頭が昭和の価値観の相手が嫌。
  4. 2と3の希望により、必要なら共働きもする。というより、家族のためならやる気が出てくると思える人と結婚したい。

私にとってはこれくらいの条件を満たす相手なら、不仲になりにくいと考えられます。

 

次にこの条件を満たす相手と私の好みのタイプが矛盾していないかチェックしてみました。

例えば、話し合いをしたいと思っているのに、実際はリードしてくれる俺様タイプに惹かれていたり、金銭感覚を気にしているのに、派手好きの人が格好いいと思っていたりしたら、好みのタイプと理想の結婚相手が合っていないということです。

幸いなことに、私は恋人として好きなタイプと結婚相手として望ましいタイプが一致していたので、好きという気持ちを大事にして婚活しても問題がないと分かりました。

 

ここまで分かれば、あとは婚活サイトの自分のプロフィールに「理想の結婚相手」が惹かれやすいように手を加えるだけです。

基本的には自分のことを正直に書くのがいいのですが、害がない程度の印象操作を試みました。

 

具体的に説明すると、1の条件を満たすために「夫婦の話し合いを大切にしたい」と書きました。

しかし、私と同じく話し合いをしたいと思っている人が合理的で論理的な人とは限りません。

その場合でもその人が書いた文章が論理的かどうか読めば分かるので問題ありません。

 

2の場合は露骨に金銭感覚のことを書いても感じが悪いかもしれないし、個人の感覚的なことなので相手に伝わりにくいかもしれないと思いました。

それで「質素な生活が好みだから華やかな人とは気が合わない」と書いておきました。

これで派手好み、つまり支出が多そうな人は寄って来にくくなると予想しました。

 

3の場合は少しトリッキーで、「自分のことを正直に書く」という前提から外れてしまいました。

それは「料理が不得意」と書いたことです。

本当はごく普通の家庭料理は作れるのですが、こう書いておけば少なくとも「家事は妻の仕事」と思い込んでいる男性からは避けられるかもしれない、と考えました。

そうは思っていない男性からも避けられるリスクはありますが、妻を家政婦扱いする男性が寄ってくる可能性を低く出来るのなら止むを得ません。

正直に家事・育児を頑張り過ぎたくないと書くと、「結婚しても家事・育児をまともにやる気がないのでは?」と誤解される可能性が高いので致し方ありませんでした。

 

4は自分の好みのタイプの人と結婚したら自然とそうなるので、プロフィールには書きませんでした。

 

実際には、登録した婚活サイトで早々に超好みのタイプの男性を見つけてしまい、自分から寄って行って、そのまま結婚してしまいましたが。