境界面で遊ぶ

機能不全家族育ちの人間が望みの生活を手に入れるまでとその後の話

ある機能不全家族の話 その2

前回の記事の続きです。

 

私の家族は両親が機能不全家族育ちです。

 

母の母、つまり祖母は何十年も前に病気でしばらく寝込んだことがあり、その時に祖母の夫、つまり祖父と私の母は熱心に看病し、家事の一切を引き受けたのだそうです。

祖母はそれで自分が何もしなくても家族は優しくしてくれることを知ってしまい、病気から回復した後も何かと体調不良を訴えては、家のことは家族に任せっぱなしになってしまいました。

母には弟妹がいたのですが、自分が母親代わりになって世話していたそうです。

祖母は他にも実の娘にするとは思えない言動が多々ありました。

 

ちなみに祖母の母、私から見ると曾祖母は、祖母が生まれた直後に亡くなりました。

彼女の夫である曾祖父も祖母が子供の頃に事故で亡くなっています。

祖母は曾祖父と再婚した継母に育てられたのです。

 

このような生い立ちが病後の祖母の行いに影響を与えているように思います。

母は祖母を快く思っていませんでした。

 

私の父の両親は大きな愛で子供を包み込むというより、立派に育つように厳しく育てるというタイプの人だったようです。

祖父母(父の両親)は当時、家業を軌道に乗せるのに忙しく、子供だった父はお手伝いさんに世話をしてもらっていたそうです。

 

父は不満があると癇癪を起す子供でした。

両親、特に母親に構って欲しくて騒ぐと、忙しい親を困らせたことで叱られ、ますます寂しい思いをする、という悪循環に陥っていたようです。

 

そのような生い立ちの影響で、大人になってからも自分を母親のように全面的に認めてほしい、愛してほしい、という欲求が強くなってしまいました。

成熟した大人の感覚で女性と関係を築くことが出来ないので、私の母とも上手く行っていませんでした。

 

父は不器用な人で家事は母に任せきり、介護の手助けも期待できません。

自分の母親の介護のときですら、子供の頃から優しく接してもらえなかったことを理由に別の親族に丸投げしていたからです。

 

人は通常は恩を受けると同じだけ返すものです。

しかし、それが昔から欲しかったのに得られず、飢えが募っていたものだった場合(父や祖母の場合は他者からの愛情や思いやり)、くれた相手に返すどころかもっと要求が激しくなったり、無理矢理得ようとして相手に嫌がられたり、くれなかったことをいつまでも怒っていたりなど、好ましくない行動となって表れるようです。

 

私の兄にも特殊な事情があるのですが、長くなりますので次回に。