境界面で遊ぶ

機能不全家族育ちの人間が望みの生活を手に入れるまでとその後の話

ある機能不全家族の話 その3

前回からの続きで、私の兄の話です。

 

兄は生後間もなく、怪我を負って障害児になりました。

コミュニケーションの取り方に配慮がいるものの日常生活に支障はありません。

しかし、一生、完全に一人で生活するのは難しい状態です。

 

私は子供の頃から何となく自分は生涯、兄の世話をして生きていくものだと思っていました。

兄は私と2歳しか違わず、兄弟は私一人で両親は高齢です。

私は20代前半の頃まで、この「兄の世話」を途中で心が折れることなく全うする方法を模索していました。

 

答えが見つからないまま、思いがけなく祖母の介護問題が持ち上がりました。

それまで祖母と同居していた親族が病死したのです。