境界面で遊ぶ

機能不全家族育ちの人間が望みの生活を手に入れるまでとその後の話

ある機能不全家族の話 その4

さて、不慮の介護問題の勃発によって、自分の人生をどうするかという問題を考えることは一時棚上げになりました。

 

母の他の弟妹達は遠方に住んでいるので、必然的に私の母が介護することになります。

母は働き者なので体力的には家事と介護を両立することは出来るでしょう。

しかし精神のほうは?

嫌いな母親のいつ終わるか分からない介護、不仲の夫、特別に将来が心配な息子、将来がはっきりしていない娘、年老いていく自分に対する不安……これでまともな精神状態を保てと言うほうが無茶でしょう。

 

母が精神の均衡を崩すということは、我が家では家庭が崩壊するのと同じことです。

父は子供のような人ですから、そうなった母を支える包容力はありません。

当然ながら兄にも無理です。

その時は私が母と兄と父の世話をすることになるのですが、どう考えても出来るわけがありません。

 

「私のこれからの人生どうしよう」などと考えている場合ではありません。

今、家庭崩壊を防ぐために動かなくては、「これからの私の人生」そのものがなくなってしまうのです。

 

この最悪の事態を防ぐ方法があります。

「機能不全を起こしている家庭」という不利な状態を逆手に取る方法が。