境界面で遊ぶ

機能不全家族育ちの人間が望みの生活を手に入れるまでとその後の話

「生きづらさ」の克服1

機能不全家族育ちの人が自分を幸せにすることが難しいのは、不健全な人間関係の中で生きることに「適応」してしまった結果、健全な人間関係の中で生きるための振る舞いを学べなかったためであると私は考えました。

 

では、自分の家族ではない「他人」、つまりは友人・恋人・配偶者など、健全な人間関係を築きたい相手がいる場合、どうすればいいのでしょうか。

まずは、そういう関係を築くにあたって自分が使える武器は何か、ということを知ることから始めるのが良いと私は思います。

どうやって知るのかと言いますと、機能不全家族で育つ中で、自分がどうやって「適応」したのか、を考えれば良いでしょう。

 

例えば、非行に走った人は「行動力に優れている」ということですから、自分が望む健全な環境に積極的に飛び込むことも出来るでしょう。

依存性が強い人も何故そのようになったのかをよく思い起こすと良いかと思います。

「共感力がある」、「観察力がある」など、何か得意なことがないと一時的ではあっても相手は依存させてはくれないでしょう。

 

環境に適応すると聞くと、上手に生きているようにイメージしがちですが、環境が異常であった場合、それに適応しようとすると異常な行動・心理状態になるのは当然の帰結であると思われます。

 

逆に異常な環境に適応できずに情緒不安定になるのも、「この環境は異常である」と正しく認識しているという意味では、健全な精神を持っていると言えるかと思います。

 

つまり、前者の場合は「適応力がある」ことが武器になり、後者の場合は、精神を回復するための健全な環境が分かるということが武器になるかと思います。

 

自分の「適応力」を使っても適応しきれずに、だんだんと生育環境が異常であったことに気づくようになったとしたらチャンスです。

それは自分なりの「適応力」と「健全な精神」両方を持っているということを意味するからです。